明日をつくる道徳
- 聖 難波
- 2月6日
- 読了時間: 1分
更新日:2月10日
製作:ニューモラル研究所
P90-P91
中国の明の時代に作られた「菜根譚」という本の上巻につぎのような文章がのっています。
私たちの祖先は、いったいどんなことをした人だろうかと疑問を持つならば、それは現
在の私たちの姿を見たらよくわかるはずです。また渡したの子孫は、将来どんな姿にな
っていくだろうか知りたいと思うなら、現在の私たちがやっていることを見たら、わか
るでしょう。
まことにズバリと言い切った名言です。
このようなことから、普通一般の人たちに道徳だと思われていたことと、ニューモラルとの違いは、その心づかいにあり、その心づかいの違いが、あなたの健康や幸福や運命までも、大きな影響を与えるものだというのが、ハッキリとしたわけです。
P190
道徳の実行には、形の面から行うのと、心づかいの面からと二つの方法があり、大切な品性を高めたり、人がらに影響を及ぼすのは主として心づかいの面の方です。
モラロジーは、この心づかいというものが、その人の人生に、そして子供や孫たちに、どんな影響を及ぼしていくかを、具体的に研究し、証明しています。
こうしてモラロジーは、この世には、二つの大きな道徳の流れがあるのを発見しました。
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